着れない羽織3枚
怪我の療養で自宅時間が長いので、たまに着物を着てます。 ついでに、家にある着物を整理中。 若い頃に集めた物や、祖母から受け継いだ物。なかには、残念ながらもう着れない物も。 二十代の頃に買ったモダンな羽織。 ピンクと緑のモロッコタイルみたいな柄が好きで、お気に入りだった。 しかし裄が短い。 若い頃は少し短いぐらいだったのに、太って肩周りが大きくなったので、すっかりつんつるてん。 そしてなにより、劣化が酷い。 生地が傷んで擦り切れる寸前。 さすがにもう着るのは難しいので、半幅帯にでもリメイクしようと思います。 半衿やつまみ細工にも使えそう。 小さなハギレまで無駄にはしたくない。 *** 一昨年だったか「今昔きもの大市」で買った、芥子色の羽織。 今の体格にあうように、裄の長い羽織を探しにいったのだ。これは66㎝。 裏地も可愛い。 紋付だけど、地紋も素敵だし、1000円ぽっきり。カジュアルダウンさせて着てしまえー。 と思って買ったが、家で改めて見てびっくり。 胸元に大きいシミがあったのだ。 どおりで安いはずだよ。 こんなに目立つシミ、なんで買うときに気づかなかったんだろう。 あと会場では鮮やかに見えたけど、家で試着したら思った以上に渋い。渋すぎだ。 *** 紫の道行。 どこで入手したのかまったく覚えてないが、二十年近く封印されていた箱から出てきた。 生地が弱っていて着用が難しい。ピリピリと裂けている部分も。 地紋が可愛いので勿体ないけど、仕舞いこんだままのほうが勿体ないので、ほどいて帯揚げや帯裏地にしようと思う。 *** 3枚ともほどいてしまう前に、もう一度着たいと思っていたので、まとめて羽織りました。 例によって着用写真は小さくて失礼。自信がないもので。 襟合わせが下手で衣紋が抜けないのが悩み。 そして肩幅がたくましいわ。恥ずかしながら、ちっとも似合わないのでございます。 右から、 「紫の道行」 身幅がピチピチである。張り裂けそう。ただでさえ生地が弱っているのに。 あと、変に本格的に見える。過大評価である。 「ピンクと緑の羽織」 裄が短くて、着物の袖が思いっきりはみ出しております。 「芥子色の羽織」 芥子色と抹茶色の組み合わせは、貫禄がありすぎて、私には着こなせないと思い知った。 そして着物の袖が出ている。おっかしいなぁ。羽織の裄のほうが長いんだけどな。 *** ついでに...