着れない羽織3枚


怪我の療養で自宅時間が長いので、たまに着物を着てます。

ついでに、家にある着物を整理中。
若い頃に集めた物や、祖母から受け継いだ物。なかには、残念ながらもう着れない物も。



二十代の頃に買ったモダンな羽織。
ピンクと緑のモロッコタイルみたいな柄が好きで、お気に入りだった。


しかし裄が短い。
若い頃は少し短いぐらいだったのに、太って肩周りが大きくなったので、すっかりつんつるてん。



そしてなにより、劣化が酷い。
生地が傷んで擦り切れる寸前。

さすがにもう着るのは難しいので、半幅帯にでもリメイクしようと思います。
半衿やつまみ細工にも使えそう。
小さなハギレまで無駄にはしたくない。


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一昨年だったか「今昔きもの大市」で買った、芥子色の羽織。
今の体格にあうように、裄の長い羽織を探しにいったのだ。これは66㎝。



裏地も可愛い。
紋付だけど、地紋も素敵だし、1000円ぽっきり。カジュアルダウンさせて着てしまえー。

と思って買ったが、家で改めて見てびっくり。
胸元に大きいシミがあったのだ。
どおりで安いはずだよ。
こんなに目立つシミ、なんで買うときに気づかなかったんだろう。

あと会場では鮮やかに見えたけど、家で試着したら思った以上に渋い。渋すぎだ。



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紫の道行。
どこで入手したのかまったく覚えてないが、二十年近く封印されていた箱から出てきた。

生地が弱っていて着用が難しい。ピリピリと裂けている部分も。

地紋が可愛いので勿体ないけど、仕舞いこんだままのほうが勿体ないので、ほどいて帯揚げや帯裏地にしようと思う。


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3枚ともほどいてしまう前に、もう一度着たいと思っていたので、まとめて羽織りました。


例によって着用写真は小さくて失礼。自信がないもので。
襟合わせが下手で衣紋が抜けないのが悩み。
そして肩幅がたくましいわ。恥ずかしながら、ちっとも似合わないのでございます。


右から、
「紫の道行」
身幅がピチピチである。張り裂けそう。ただでさえ生地が弱っているのに。
あと、変に本格的に見える。過大評価である。

「ピンクと緑の羽織」
裄が短くて、着物の袖が思いっきりはみ出しております。

「芥子色の羽織」
芥子色と抹茶色の組み合わせは、貫禄がありすぎて、私には着こなせないと思い知った。
そして着物の袖が出ている。おっかしいなぁ。羽織の裄のほうが長いんだけどな。


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ついでに、羽織の下に着た着物。


抹茶色の色無地。
去年リサイクルで買ったもの。
若い頃の着物は、ことごとく横巾が足りなかったのだ。

やわもの着付けの練習用。練習以外で着る機会がないとも言う。
ほとんど部屋着よ。ポリエステルの洗える着物なので、気楽に着れるのがよい。




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