赤なんて赤じゃなかった


私が思う赤なんて、ぜんぜん赤じゃなかった。

いえ、先日の着物についてですがね。
50代だけど赤い着物を着ちゃいますよドキドキ、みたいな大仰な気持ちで臨んだんですが。

別に、ぜーんぜん赤くなかったな、と思いまして。


それというのも、ブログ村の登録カテゴリーを変えまして。
今まではインテリアのカテゴリーでしたが、さいきん着物の記事が増えたので、新たに「アンティーク着物」にも参加したんですわ。

で、そこの皆さまのブログを見て歩くのが楽しい!
素晴らしい着物の数々・・・すごいわ。美しい。
お会いしたこともないのに、記事を読ませて頂くうちに勝手に身近に感じたりして。
わたしとは年齢も容姿も違いますので引き合いに出すのもおこがましいですが、皆さま自由に堂々とアンティーク着物を楽しんでらして素敵です。

いいな。わたし横浜なんですがね。アンティーク着物の方って滅多にお見かけしません。正統派かレンタル着物しか見たことないもん。
いやいや、横浜にもアンティーク層はいるから!という方、むしろ教えてください。そして仲間に入れてください。

話がそれましたが、ブログ村の「アンティーク着物」カテゴリーでね、これぞ赤!これこそ赤!という着物を召された方がいらしたんですよ。
女優さんみたいに、とてもお綺麗な方。
お名前あげて大丈夫かな・・・ランキングトップにいらっしゃるの。
(追記:「着物と猫とカネコ系」のあすかさんです。コメントにお返事をもらえたので記載します。ありがとうございます)

それで思ったんです。
わたしが赤って言ってたのなんて、ぜんぜん赤じゃなかったな。
と。




でだ。なぜ赤やピンクを着ることに、必要以上にビクビクと身構えてしまうのか。
改めて思い出してみると、犯人は姉だ。

うちは祖母と母がよく着物を着てましたが、二人には細かいことを言われた記憶はないんです。
反対に姉はというと、数えるほどしか着てないはずなのに、なぜか口うるさい。
思えば最初にピンクの着物をあきらめたのも、姉に言われてだ。20歳を過ぎた頃、「もうピンクは無いね」と言われたのだ。
なにせ、当時ブイブイ(死語)言わせていた姉にとって、どんくさい妹などイナカッペ同然。私は私で「ナウでヤング(死語)な姉がそう言うなら、そんなもんか」と刷り込みよろしく思い込んだ。

今だったら「あほかー!」と叫ぶわな。
当時のわたしは、まだまだ素直で、なにより物を知らなかった。そして姉に対して妙に従順だった。おそろしい。三つ子の魂百までも。

どうやら姉は、知ったかぶりの人でした。しかも年とともに、どんどん思い込みが激しくなっているような。
いまは病気治療中の彼女ですが、決めつけたがりなところは変わっていません。うちで養生してる時にも、わたしの着物を見てはアレコレ言ってました。
彼女のこの先入観はなんでしょう。いったいどこで吹き込まれたのやら。

今のわたしの周りには、ありがたいことに柔軟な方が多いです。
着付けの先生も「フォーマルな席やお茶席じゃなければ、しきたりにこだわらなくても大丈夫よ」というスタンスですし、お教室の皆さまとも「あらそれ似合う!」「若々しくていいわね!」とお互いに褒め合ってます。

姉にも今度、「今時は年齢なんて関係ないのよ」と教えようと思います。
妹の話など聞く耳もたない姉でも、「着物の先生が言っていた」と付け加えれば、多少は気にとめてくれるかもしれません。






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