着物を部屋着に
着物に慣れるため、おうち着物をはじめました。
基本的な所作や、スムーズな立ち居ふる舞いを身につけたくて。
上品さ優雅さ以前に、「こなれた感じ」が欲しいのです。
とはいえ、それこそハードルが高いわ。
まずは着物で終日すごすのを目標にしました。
(上前の斜めっぷりがすさまじいですが、見逃してください)
素材はわかりませんが、すごく柔らかくて軽いのです。
このまま昼寝できちゃうほどユルい着心地。
昔の着物あるあるで丈も裄も短いのですが、そのわりに身幅が広い。なんて小太りに優しい作りでしょう。
前の持ち主様は、ちょうどわたしのような体格(LLサイズ)の方でいらしたんですねぇ。
そこに重ねたのは、昭和感のある上っぱり。
割烹着も持っていますが、微妙に窮屈なんですよね。生地がつっぱって。
そこで上っぱりを試したら、すごくいい。
カジュアルだし、防寒着にもなる。
袖口にゴムが入っているので家事もしやすい。
なにより、このまま外に出れちゃう。←この格好で買い物に行った人
この日は、下が長襦袢だったので少し疲れましたが、なんとか夜まで過ごすことができました。
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また別の日。
今度は長襦袢をやめて、ユニクロのタートルネックをインナーに。
とても軽快に見えましたので、真似しました。
そしてビックリ。
これ、見た目以上にラクちんですねぇ。
これなら簡単に着れるし、動きやすい。
1回目は、左←の写真のように、半幅帯をぐるぐる巻いてベルトで留める方法。
2回目は、右→のように普通に帯を締めました。
わたしは普通に結んだほうが、おなかが苦しくなかったです。
ベルトより伸縮性があるのでしょう。
ところで、着物をうまく対丈にできない。
丈が短くてほとんどおはしょりが出ないので、いっそ対丈で着たいんですが、どうもうまくいかん。
羽織は、ほどく予定だったものです。
状態は悪くないけど、なにせ小さい。
とくに裄丈が短い。
でも部屋着なら、これで充分だなと思いました。
むしろ短いほうが、家事しやすいもの。
水仕事をするときはインナーの袖にちょっと挟んで、袖まくりすればいいし。
おかげで解かずにすみました。まだ着れる物をハギレにするのは心苦しいですからね。
この日は、無理なく過ごすことができました。
***
タートルネックインナーのラクちんさにはまり、このスタイルで高幡不動だるま市に行ってきました。
着物市で拝見した方々は、すらっとスリムでしたので、ドレスのように格好よく着こなしてましたが。
わたしは不格好だわー。
衣紋を抜かず、衿が首について立っているせいでしょうか。ただでさえ肩幅が広いのに、よけいにたくましく見えるのじゃ。
出かけるにあたり道行とショールを重ねましたが、いつにもまして首が短く見え(じっさい短いのである)、自分でも辟易しました。
わたしの体型ではタートルネック着物は似合わん。
ということがはっきり分かったので、外出するときはフツーに長襦袢を着ようと思う。
道行は、くすみピンクに茶の模様。
これも小さい。今回みたいに思いっきりインナーを出すつもりならともかく、使いづらくて仕舞いこんでいた道行です。
手放すべきか、悩み中の一枚でございます。
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